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シルクスクリーンでオリジナルTシャツ作成ならエドバン
オリジナルTシャツを作りたいと思ったときに迷うのが、どのようなプリント方法を選ぶのかということです。Tシャツのプリント方法は複数あり、シルクスクリーン、インクジェット、デジタル転写、刺繡、カッティングシートなどがあります。どれがいいか初心者には判断がしづらく、途方に暮れている人もいるでしょう。そこで今回は、オリジナルTシャツ作成ではどのプリント方法を選ぶのかというアンケート結果と、プリント方法の一つであるシルクスクリーンの解説をします。
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1.オリジナルTシャツのプリント方法といえば?
100名を対象にオリジナルTシャツを作るならどんなプリント方法を選ぶかアンケートしたところ、上記のような結果が得られました。一番人気はシルクスクリーンで、続いてインクジェット、デジタル転写、刺繡、カッティングシートと続きます。約3分の1もの人がシルクスクリーンを選んでいることがわかります。しかしながら、どうしてシルクスクリーンを選ぶ人が一番多いのでしょうか。何か理由があるのなら知りたいですよね。アンケートに寄せられたコメントからシルクスクリーンを選ぶ理由を見てみましょう。
・洗濯をする頻度が多いので、洗濯に強い印刷方法を選びたいからです。(44歳/男性)
・料金が安いうえに、プリントがきれいにできたから(38歳/女性)
・本格的なデザインもシルクスクリーンなら自由自在なので(33歳/女性)
・耐久性に優れた良質な仕上がりが期待できるから。(40歳/女性)
シルクスクリーンはコストパフォーマンスが良く、安い割に質が良くて綺麗という理由でシルクスクリーンを選ぶ人が多いです。また、洗濯に強く耐久性に優れているという点も見逃せないでしょう。一度着たら終わりではなく、長く使えるという点も、シルクスクリーンが人気の理由なのです。
2.オリジナルプリントの定番”シルクスクリーン”とは
そもそもシルクスクリーンとはどのようなプリント方法なのでしょうか。シルクスクリーンは、プリント方法の定番とされているもので、デザインの色ごとに版を用意して穴を作り、穴からインクを出してプリントするという方法です。1枚ずつヘラで刷って手作業でプリントする特徴があります。
シルクスクリーンにはいくつかのメリットがあるのでご紹介します。
・あらゆる素材にプリントできる
シルクスクリーンはあらゆる素材にプリントできるというメリットがあります。素材を選ばず綺麗にプリントできるので、Tシャツ作りのときに素材とプリントの相性の悪さで困ることはないでしょう。
・インクの種類が多種多様
シルクスクリーンはインクの種類が多種多様です。1色ずつ版を作ることもあり、組み合わせ次第で様々な表現ができます。
・耐久性に優れている
シルクスクリーンは耐久性に優れているという特徴があります。洗濯や摩擦に強いので消耗しにくく、Tシャツが長持ちするというメリットがあります。
・一度版を作ってしまえば追加は安くて済む
シルクスクリーンは版を作ってプリントするので、一度版を作ってしまえば、2回目以降は安く注文できます。また、大量注文の場合も、版を作るのは一度だけなので、料金が大幅に安くなるというメリットがあります。
このように、シルクスクリーンはメリットが多く、使い勝手がいいプリント方法なのです。
3.シルクスクリーンプリントの完成までの流れ
ここでは、シルクスクリーンプリントの完成までの流れを解説します。シルクスクリーンプリントは、具体的にどのような工程で作られていくのでしょうか。
・版を用意する
まずはデザインの版を用意します。版は枠に紗を張ったもので、デザイン通りに穴を開けて専用の版を作ります。版は1色ごとに用意する必要があります。
・Tシャツにインクを載せる
台にTシャツを置き、その上からインクを載せた版を置きます。ヘラを使ってインクをこすり、版の穴からTシャツにインクをしみこませていきます。力を入れ過ぎないようにしてさっとやるのがコツで、綺麗にプリントするためには慣れが必要です。インクは多めに版に載せ、たっぷりとしみこませます。
・デザインの色の分だけ刷る
シルクスクリーンは1色ごとに版を作って刷るので、デザインの色の分だけ刷る必要があります。例えば3色なら3回分、版とヘラを使ってインクをしみこませます。当然インクもデザインの色の分だけ用意する必要があります。
・乾かして完成
インクをしみこませるのが終わったら、乾かして完成です。きちんと乾かすことでインクがTシャツに定着します。
このような過程でシルクスクリーンプリントのTシャツは作られます。実際は注文して作ってもらうわけですが、どのような工程で作られるのか知っておくと安心感があります。
4.シルクスクリーンTシャツを自宅で洗濯
シルクスクリーンTシャツは自宅の洗濯機で洗うことが可能ですが、生地に余計な負担がかかるとプリントの剥がれや色落ち、色あせの原因となります。あらかじめTシャツを裏返しにする、洗濯用ネットに入れる、乾燥機は使わないなどの諸注意を守って洗濯しましょう。
オリジナルTシャツのプリント方法は複数ありますが、中でもシェア率が高い方法がシルクスクリーンプリントです。1色ごとに版をおこしてインクでプリントするので、希望どおりの色で印刷しやすく、かつ枚数が多くなるほど単価がリーズナブルになるところが魅力です。
そのため、団体競技やイベントなどに使うオリジナルTシャツに多用されますが、日常的に使用する場合、洗濯によるダメージが気になるところです。そこで今回は、シルクスクリーンTシャツを洗濯するときに注意したいポイントをまとめました。
5.シルクスクリーンTシャツを洗濯するときの注意点は?
シルクスクリーンTシャツを洗濯する際に注意したいポイントを5つ紹介します。
油性と水性で洗濯方法が異なる
シルクスクリーンプリントは、使用するインクによって「油性プリント」と「水性プリント」の2種類に分かれます。
水性というと水に溶けやすく、洗濯すると色落ちするイメージがありますが、シルクスクリーンプリントの場合、生地にインクを染みこませて定着させるので、一度の洗濯で色落ちしてしまう心配はありません。
ただ、繰り返し洗濯するとTシャツの表面が毛羽立ち、やや色あせたように見えることがあります。
一方の油性プリントはインクをTシャツ生地の表面にのせる形でプリントする方法で、水性同様、自宅で洗濯するぶんには特に問題はありません。しかし、ほかの洗濯物と一緒に洗うと、プリントTシャツがねじれたり引っ張られたりして表面のインクが剥がれる原因になります。
プリントTシャツを洗濯する際は、プリント面を裏返したり洗濯用ネットに入れたりしてインクが剥がれないよう配慮しましょう。同様の理由で、ドライクリーニングやタンブラー乾燥もオリジナルTシャツのプリント面を傷める原因になりますので注意が必要です。
Tシャツについているタグを見れば、洗濯の方法やクリーニングの仕方、漂白の方法などを確認できますので、シルクスクリーンプリントのオリジナルTシャツを注文したら、まずタグの洗濯表示をチェックすることが大切です。
最初の2〜3回は単独で洗うのがベスト
シルクスクリーンプリントのTシャツは耐久性が高く、簡単に色落ちしないところが特徴ですが、派手な色を使ったTシャツやプリント面が大きいTシャツは、ほかの衣類と一緒に洗うと色移りしてしまうおそれがあります。
オリジナルTシャツ購入後、最初の2〜3回は単独で洗濯し、ほかの衣類への色移りを予防しましょう。
洗濯機よりも手洗いがおすすめ
シルクスクリーンTシャツを長く愛用したい場合は、洗濯機を使用するよりも1枚ずつ手洗いするのがおすすめです。ぬるま湯を使って優しく押し洗いすれば、生地に余計な負担がかからず、プリントのダメージも最小限に抑えられます。
洗剤も一般的な商品を使うのではなく、デリケートなおしゃれ着洗い用のものを使用するとTシャツの品質を長持ちさせることができます。仕上げに水を絞るときも力任せにねじったりせず、バスタオルなどに挟んで水を吸い込ませるのがベストです。
洗濯後はすぐに陰干しする
脱水後、シルクスクリーンTシャツを長時間洗濯槽の中に放置していると、プリント部分がお互いくっつきあって印刷が剥がれる原因になります。洗濯終了後は速やかに洗濯機の中から取りだし、風通しのよいところで陰干ししましょう。
日光に当てたほうが早く乾きやすいですが、日焼けや色あせの原因になるので、なるべく直射日光があたらない場所を選ぶのがポイントです。Tシャツを干すときはほかの衣類との間に間隔をあけ、プリント面が付着しないよう注意します。
Tシャツの首回りの劣化を防ぎたいのなら、プリント面の重なりに注意しながら物干し竿に2つ折りにして干すのがおすすめですが、プリント面を洗濯ばさみで挟んでしまうと剥がれの原因になることがあります。特にプリント面が大きいTシャツは洗濯ばさみを使用する場所に注意しましょう。
洗濯物を畳むときにも注意が必要
乾いた洗濯物を取り込んでタンスなどにしまうとき、プリント面同士を合わせるように畳んでしまうと印刷がくっついて剥がれなくなってしまうことがあります。
シルクスクリーンTシャツを収納するときはプリント面が外側にくるよう意識しながら畳むようにしましょう。プラスチックの衣装ケースなどに収納する場合は、Tシャツとの間に紙などを挟んでおくとプリント面の接着を防ぐことができます。
まとめ
オリジナルTシャツのプリント方法はいくつかあり、中でも人気があるのがシルクスクリーンプリントです。シルクスクリーンは版を作って1色ずつインクをしみこませる手法で、あらゆる素材にプリントできてインクが多種多様、耐久性に優れる、一度版を作れば安く済むといったメリットがあります。手作りで高品質のTシャツを得られるのがシルクスクリーンプリントなのです。
コストパフォーマンスが高いプリント方法でオリジナルTシャツを作りたい、少数ではなくある程度まとまった量のオリジナルTシャツを作りたいという人はシルクスクリーンプリントを選択するといいでしょう。今回の内容を参考にして、素敵なオリジナルTシャツを作成しましょう。
シルクスクリーンTシャツを洗濯するときは生地やプリント面を傷めないよう注意しよう
シルクスクリーンTシャツは耐久性に優れているため、適切な方法で扱えば品質を長持ちさせることができます。
ただ、生地に余計な負担をかけるとプリントの剥がれや色あせなどの原因になりますので、洗濯用ネットに入れる、ドライクリーニングやタンブラー乾燥は使用しないなど、洗濯方法には十分注意することが大切です。
Tシャツに適した洗濯方法やクリーニング方法はタグの洗濯表示に記載されていますので、シルクスクリーンTシャツを購入したら、まずタグの内容をしっかりチェックすることをおすすめします。