クラTってどうやって作ればいいの？デザインのコツまで大公開

クラTってどうやって作ればいいの？デザインのコツまで大公開

　クラTとは、校内イベントなどのために作るクラスのオリジナルTシャツのことです。しかし、クラTを初めて作る学生は何から始めればいいかわからないことがほとんどでしょう。この記事ではそういった学生向けに、クラTを作るための具体的なステップについてわかりやすく解説します。

　また、クラTを製作してもらうショップ選びのコツや、デザインソフトがなくても簡単に作れる方法についても解説します。なかなかカッコいいデザインを思いつかなくても、この記事で紹介するコツや、トレンドデザイン、定番デザインの紹介を読めば大丈夫です。

　クラTは学園祭や体育祭などをいっそう楽しくしてくれ、思い出写真も一段と映えるものにしてくれるでしょう。さらに、学園祭や体育祭の充実度合いにも影響するアイテムになるかもしれません。

そもそもクラTってなに？

　クラTとは「クラスTシャツ」の略語で、クラスみんなで着るオリジナルデザインTシャツのことです。クラスのオリジナルデザインをクラT製作ショップに提出し、ショップでTシャツにデザインをプリントしてもらって作ります。みんなで共通のTシャツを着ることで団結力やモチベーションを高める効果があり、今や学園祭・体育祭などのイベントでは必需品といえるアイテムです。

　そのイベントにかけたクラスの意気込みや思い出が形になって残るというメリットもあります。着ることも、思い出として残すこともできるクラTは、実用性と記念を兼ねるアイテムです。

着用シーンはいろいろ！

　クラTを活用できるシーンは校内、校外、プライベートのイベントとさまざまです。主なシーンをピックアップしてみました。

学園祭・体育祭などの校内イベント

　もっとも代表的な活用シーンは校内のイベントです。学園祭の展示製作や体育祭の練習など、準備のときから着用すると一体感が高まり、展示のクオリティや競技の順位などにもいい影響が期待できます。

修学旅行・林間学校などの校外イベント

　特別な思い出になりやすい校外イベントでもクラTは大活躍します。おそろいのクラTを着ることで協調性が高まるだけでなく、例えば部活の遠征先ではぐれてしまうなど校外イベントにありがちなトラブルも軽減できるでしょう。また、私服のセンスに悩まなくてすむこともメリットです。

クラTはどこで買える？

　みんなで出し合ったお金を有効に使えるよう、クラTは質の高いショップで作りましょう。良質なショップを見分けるポイントのひとつは、クラT製作を多く手がけた実績があることです。実績のあるショップが近くになくても、最近では多くのショップがネット上から注文できるシステムを導入しています。

　ネット注文のメリットは遠くのショップでも注文できるだけでなく、デザインをTシャツにのせたシミュレーションがWeb上でできるため、みんなでデザインを検討できることです。

　創業35周年を迎える老舗「エドバン」は、日本オリジナルTシャツ協会の「クオリティマーク」を提示している、サービス意識の高いおすすめショップです。料金がお得になる学割やWeb上でのデザインシステム、LINEによる簡単見積りがあり、ネット上から注文しやすいシステムをそろえています。

クラTの作り方を徹底解説！

　インターネットを利用してクラTを購入する手順について知っておきましょう。主なクラT購入の手順は「オリジナルデザインを作る」「Tシャツやポロシャツなど、どのアイテムにデザインをのせるか決める」「枚数やデザイン位置などを決める」の3ステップです。

　必要に応じてショップに値段の見積りをしてもらいましょう。わからないことの相談にのってもらうことも大切です。以下の段落で、それぞれのステップの具体的な内容について説明します。

1.オリジナルデザインを考える

　最初のステップは、Tシャツにプリントするオリジナルデザインを考えることです。そうはいっても、オリジナルデザインを1から考えることはとても難しく感じるかもしれません。プロのデザイナーが使うようなデザインソフトがなかったり、あっても使い方を知らなかったりすることがあるでしょう。

　また、がんばってもアイディアが出ない、考えたデザインがカッコよくない、絵にしようとしてもうまく描けないなどもよくある問題です。しかし、簡単にカッコいいデザインを作る方法はたくさんあります。デザインソフトがなくても、自力でアイディアが出なくても、絵が上手ではなくてもカッコいいデザインを作る方法について、のちほど詳しく述べていきます。

2.アイテムを選択する

　次に、オリジナルデザインを何にプリントするか、対象となるアイテムを選びます。おすすめは、イベントの性質にあわせた快適で動きやすいアイテムにプリントすることです。例として、TシャツやポロシャツタイプのクラTなら動きやすいため、文化祭での展示作業や体育祭での競技にもぴったりでしょう。

　Tシャツの生地ひとつとっても、暑い季節に便利な速乾性などいろいろな特徴があります。ショップによっては長袖Tシャツやトレーナー、パーカーなどさまざまなアイテムがあるので、気温の低い季節用のクラT製作も可能です。このように、クラTを着る季節や気温、活動量など、具体的なシーンについてもよく考えてアイテムを選びましょう。

枚数・デザイン・プリント内容などを決定して完了！

　アイテムが決まったら、プリントする枚数を決定します。一般的にはMやLのサイズごとに細かく枚数を指定できるため、メンバーのサイズがそれぞれ違っても安心です。一定数以上注文するとおまけの枚数をプレゼントしてくれるショップもあります。

　枚数が決定したら、クラTのデザインを決めるためショップのサイト上にオリジナルデザインをアップロードし、フロントや背中などプリントしたい位置を入力しましょう。

　最後に、発色のいいシルクプリントやグラデーションも綺麗に出る転写プリントなど、プリント方法を選択します。フルカラーや2色刷りなど、使う色数も決めましょう。プリント方法にもよりますが、一般的には色数が少ない方が安い金額で作れます。

LINEによる予算見積り・相談も便利

　カッコいいクラTにしたいけど値段も安くおさえたい、オリジナルデザインのアイディアが出ないなど、クラT製作にはいろいろな悩みや疑問がつきものです。そういった疑問が出てきたとき、すぐに相談できるショップだと心強いでしょう。前述したおすすめショップ「エドバン」では、問い合わせを素早く簡単にできるLINE見積り・相談サービスを行っています。

　Tシャツなど利用したいアイテムの商品番号、欲しい枚数、プリントの位置や色数、手書きスケッチなど大まかなデザインをLINEで送るだけで簡単見積りが可能です。クラスの予算が決まっていて、総額がわからないとショップを決められないときにおすすめといえます。

　どのプリント方法にすればいいか、何色でプリントすればいいかなど、注文で疑問に思ったことも気軽に、素早く相談できる点がメリットです。

カッコいいTシャツを作るテクニック

　クラT作りが初めてだと、なかなかカッコいいデザインを思いつかないこともあるでしょう。そんなときに大切なのは、他のTシャツのデザインをたくさん見ることです。

　他のデザインを見ることは「こんなこともできる」「これを取り入れたい」などのアイディアにつながり、オリジナルデザインを思いつきやすくなります。以下の段落では、いろいろなTシャツを見る具体的な方法や、実際にデザインを作るときに使えるツールについて紹介します。

画像検索を参考にする

　いろいろなTシャツを見る代表的な方法は、Googleなどの画像検索です。フリーのイラスト素材をたくさん見ることも、オリジナルロゴのアイディアに役立ちます。「クラT」だけでなく「ロゴ　カッコいい」「動物　イラスト　おしゃれ」などのキーワードも試してみましょう。

　参考画像を見ることによって作りたいイメージがはっきりすれば、よりインパクトあるデザインができます。

　他の学校のクラTデザインを参考に見ることでも、新しいアイディアが生まれてくるかもしれません。あえての昭和体操着風、道路標示風、レプリカユニフォーム風、有名絵画風など、面白いなと思ったものはピックアップしておき、みんなで検討してみましょう。

　#クラT、#クラスTシャツ、などのハッシュタグでSNSを検索するのもおすすめです。ユーザーのタイムラインにカッコいいオリジナルデザインのヒントがあるかもしれません。

ファッション誌を見る

　クオリティの高いデザインを作りたいなら、ファッション誌を参考にするのもいいでしょう。販売されているTシャツはすべてプロが手がけた価値あるデザインですが、ファッション誌に掲載されているのはそのなかでもよりデザイン性が高く、注目度も高いものです。

　とくに有名ブランドのものはデザインが洗練されており、ロゴデザインも「わかりやすさ」「オリジナリティ」「インパクト」などが考え抜かれています。

　しかし、デザインをそのまま使用したり、一部だけを変えて使用したりすることは盗用となり、著作権侵害になります。ファッション誌に掲載されたデザインやロゴマークはあくまで参考程度にとどめ、オリジナリティのあるデザインを作りましょう。

デザインはフリーハンドでもOK！

　いろいろなTシャツを見て自分のアイディアも固まったら、いよいよオリジナルデザインを作ってみましょう。「デザインを作る」というと難しそうで、身構えてしまうかもしれません。しかし、プロのデザイナーが使うようなデザインソフトなしでもオリジナルデザインは作れます。フリーハンドで紙に描くだけでいいのです。

　おすすめショップ「エドバン」であれば、フリーハンドで描いたイラストを、パソコンを使ってカッコいいデザインに仕上げてくれます。思い通りの仕上がりになるよう、イラストのなかに細かい希望を書きこんでおきましょう。

　また、ショップのWebサイトにはたくさんのデザインパーツサンプルが用意されています。サンプルのなかから好みのフレームと動物モチーフを組み合わせるなどでデザインを作るのもおすすめです。文字のフォントも変更できるので、ポップなゴシック体や高級感のある明朝体など、雰囲気に合わせたカスタマイズが自由自在にできます。

業者のオンラインデザインツールを使ってみよう

　クラTを手がける業者がネット上に公開しているデザインツールを利用するのもおすすめです。主な使い方は、まず、Tシャツやポロシャツなどアイテムの種類をツール上で選びます。

　選んだアイテムのシルエットが表示されるので、前もって用意されているイラスト「クリップアート」やその色を選んでアイテム上に表示させ、大きさや位置を調整しましょう。よくあるクリップアートは動物のシルエットやスポーツのモチーフなどです。クリップアートは複数選べるため、組み合わせることでオリジナリティも演出できます。

　また、和風や英字の書体などで好きな文字を書きこむことも可能です。文字の色や文字の枠の色、それぞれの太さも変えられるため、フォントを工夫すれば全体をポップにもホラーにも、シュールな雰囲気にも簡単にできます。

おすすめクラTデザインを大公開！

　クラTのデザインは無限ですが、人気のある代表的なデザインや、よく使われるパターンもあります。クラスの団結力やモチベーション、イベントの楽しさをアップさせるためのクラTですから、ポジティブなイメージのものが多いでしょう。この段落ではおすすめのクラTデザインを紹介します。

　紹介したデザインを参考に、定番をおさえるのか、トレンドをつかむのか、長く利用できる使い勝手を優先するのかなど、クラTのコンセプトを決定しましょう。

ユーモア勝負！パロディ系

　クラTの定番ともいえる人気デザインのひとつは「パロディ系」と呼ばれるものです。ブランドやメーカーのロゴマーク、テレビ番組や映画の有名キャラなどをオリジナルにアレンジしたデザインを指します。

　注意すべきなのは、そういったデザインをそのまま使うのは著作権侵害になるということです。盗用とパロディの線引きは難しいところですが、自分たちだけの、誰から見てもオリジナリティが高いデザインかどうかがひとつのポイントです。また、元のデザインに敬意があり、ポジティブにパロディ化しているかも大切といえます。

　デザインをそのまま使うのではなく、フォントや全体の色合いなどを工夫して「それっぽく」見せ、うまくパロディ化しましょう。パロディデザインを作るときは担任の先生などにもよく相談しながら、著作権法上OKな基準を調べて作るのが重要です。

面白系が人気の背ネーム

　面白系の代表的なトレンドデザインが「背ネーム」です。王道はサッカーのユニフォームのように自分の名前を背にプリントするもので、誰のクラTなのかわかるメリットがありました。近年トレンドの背ネームは、名前のかわりにキャッチコピーをプリントするものです。

　スローガン系のキャッチコピーはもちろん、四字熟語やハッシュタグ、コミックや映画の名台詞をアレンジしたものもひねりがあっておすすめです。仲のいい友達と対のキャッチコピーをつけるのもインパクトがあります。これ言っちゃう？というような暴露系フレーズや、推しへの愛を背ネームで叫ぶのもいいでしょう。

　クラスの内輪ネタを英訳してスローガンのように使うと、おしゃれなうえ団結力も高められます。パワフルさや可愛さも自在に演出できるよう、背ネームそれぞれの文字フォントにもこだわってみましょう。

先生喜ぶ？担任大好き系

　担任の先生の顔写真やイラストをメインに据えたデザインも根強い人気があります。担任の先生はクラスのシンボルでもあるため、団結力を上げる効果は抜群にあるでしょう。

　先生の顔をイラストにするなら、写実的に描くよりも特徴を強調してキャラクター要素を強めたほうがインパクト大です。ただし、あくまで敬意を持ってデフォルメするよう気をつけましょう。

　アメコミキャラ風や動物風アレンジもインパクトがありますし、シルエットだけで表現するのもスタイリッシュです。担任の先生をクラTのメインデザインにすると、どのクラスのメンバーなのかが遠くからでもわかり、校内イベントはもちろん、協調性のある行動が重要な校外イベントでも役立つでしょう。また、Tシャツは長持ちし収納もしやすいため、先生にとっても長くとっておける思い出の品になります。

ずっと着られるワンポイント系

　シンプルなワンポイント系のデザインクラTなら、イベントが終了してもずっと着られるメリットがあります。デザインモチーフが大きいクラTはインパクトを与えられますが、用途が限られるという面もあるのです。自分の名前やクラス名、担任の先生の顔が大きくプリントしてあるクラTを日常で着るのはちょっと抵抗があるでしょう。

　普段もガンガン着られるシンプル系のクラTなら、着るたびにイベントを思い出せて長く楽しめます。クラスメイトがスポーツ大会に出場するとき応援に使うなど、イベントが変わってもすぐ使える応用範囲の広さもメリットです。

　友人同士のプライベートなお泊まり会で着て絆を強めることもできるでしょう。「ずっと着られる」というコンセプトでクラTを作るなら、アイテム選びの際に耐久性のある生地を選ぶこともポイントです。

クラTで楽しい思い出の1ページを

　クラTは体育祭・学園祭はもちろん、校外やプライベートのイベントにも使える用途の広いアイテムです。クラTを作るなら、クラT製作の実績のあるショップを選びましょう。

　実績のあるショップではデザインサンプルやデザインツールの提供サービスがあり、デザインが初めての人や、デザインソフトを持っていない人でも安心です。他のTシャツを見て勉強したり、定番デザインにならったりしつつ、世界でひとつのオリジナルクラTを作ってください。