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子供のオリジナルTシャツを作成するときに知っておきたい人気の色や素材は?
「子供のために、世界にひとつだけのオリジナルTシャツを作りたい」と考えている方は多いでしょう。以前は、個人がオリジナルTシャツを作成するのはハードルが高いイメージがありましたが、最近はインターネットから簡単にオリジナルTシャツを注文できるサービスが増えてきています。
Tシャツの柄はもちろん、色やサイズ、生地、形状を任意で選択できるので、オリジナリティあふれるTシャツを作ることが可能です。ただし、自由度が高いぶん、基本的なポイントを押さえておかないと理想の仕上がりにならない場合もあります。
本記事では、キッズのオリジナルTシャツを初めて作る方向けに、オリジナルTシャツの発注可能枚数や、キッズに人気の色、サイズ、生地や素材、プリントTシャツのプリント方法、形状などをご紹介していきます。
キッズのオリジナルTシャツは1枚からでも注文可能?
Tシャツによく用いられるシルクスクリーン印刷は、一度スクリーン(版)を作ってしまえば、大量に印刷できるところが利点ですが製版自体にコストがかかるため、小ロット印刷だと1枚あたりの費用が割高になってしまいます。そのため、以前まではオリジナルTシャツを作成する際のロット数は50枚や100枚単位が主流でした。
しかし近年では印刷技術の発達により、製版なしでTシャツにプリントできるオンデマンド印刷が普及しています。オンデマンド印刷を利用すれば、手頃な価格で1枚からキッズのオリジナルTシャツを作成することができます。
大量に作成する場合はシルクスクリーン印刷がおすすめ
我が子に着せるオリジナルTシャツを1枚だけ作成したいという場合は、前述したオンデマンド印刷によるプリントがおすすめです。一方で大量に作成したい場合は、シルクスクリーン印刷の方が適しています。
シルクスクリーン印刷は製版するので初期コストは高めですが、一度製版してしまえば、あとは編目状になったスクリーンを通してインクを乗せていくだけなので、一枚あたりのコストはオンデマンドよりも安価です。
学校行事などで大量のキッズ向けオリジナルTシャツを作成する場合は、オンデマンド印刷よりもシルクスクリーン印刷を選択した方がコストの節約になるでしょう。
キッズに人気のTシャツは何色?
Tシャツのカラーバリエーションは非常に豊富で、もちろんオリジナルTシャツでもさまざまな色を選択できます。ここでは一例として、キッズに人気のTシャツの色を5つピックアップします。
1.白色
Tシャツの定番カラーである白色は、ほかの色との相性がよいため、コーディネートに取り入れやすいところが特徴です。色の主張が強くないぶん、前面または背面にプリントされたイラストやロゴが映えやすいというメリットもあります。
2.黒色
白と並んで人気が高い黒色のTシャツは、コーディネートのしやすさに加え、汚れが目立たないところが人気の秘密です。
子供は外遊びで泥汚れをつけたり、食べこぼしでシミをつけたりすることが多いため、なるべく外観をキレイに見せたいという場合は黒色のTシャツが適しています。
3.青色
Tシャツは夏に着用することが多いため、涼しげな青色は男女ともに人気のあるカラーのひとつです。一口に青といっても、目の覚めるようなビビットな青色もあれば、パステルカラー調の柔らかな青色もあり、季節や好みに合わせて選択できます。
4.黄色
ビタミンカラーの代表である黄色は、元気いっぱいのキッズにぴったり。
青色と同じく、やや淡いライトイエローから、ぱっと目を惹くカナリアイエローまで、濃淡の種類も豊富です。黄色の似合うお子さんならバリエーション違いで複数枚持っていてもよいでしょう。
5.ピンク
ピンクは、1枚だけでガーリーで可愛らしい印象を与えられるところが魅力です。ライトピンクやベビーピンクなどの淡いピンクであれば、男の子が着ても違和感がなく、きょうだいでペアルックにするのもおすすめです。
オリジナルTシャツで使われる主な生地・素材
オリジナルTシャツに使われる生地や素材にはさまざまな種類があります。ここでは、オリジナルTシャツで使われる主な素材の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。
綿
植物繊維の代表格である綿は、肌触りがよく、吸水性の高い素材です。水に強く、型崩れがしにくいため、繰り返し洗っても劣化しにくいところが特徴です。
ただし速乾性にはやや欠けるため、雨や汗で濡れると後から体が冷えてくる場合があります。もしスポーツや運動時に着用するオリジナルTシャツを作りたいのなら、綿ではなく吸湿速乾性に長けた別の素材を選ぶのもひとつの手です。
ポリエステル
ポリエステルとは、ポリエチレンテレフタレートという化学物質を熱で融解して紡ぎ上げた繊維のことです。
速乾性に長けており、汗をかいたり、雨に濡れたりしても、さらっとした着心地をキープできます。形状記憶の性質を備えているため、洗濯や畳みじわに強いところもポリエステルならではのメリットです。石油を原料としているため、虫も寄りにくく、場所を選ばず手軽に保管できます。
一方で、綿などに比べると静電気が起こりやすい性質を持っているため、空気が乾燥しやすい時期には注意が必要です。
レーヨン
レーヨンとは、木材パルプから採取される植物原料に薬品加工を施した再生繊維です。もともとシルクの代用品として開発されたという経緯があります。肌触りはシルクに似て柔らかく、通気性や吸湿性にも優れているところが特徴です。
Tシャツに使われる場合は肌触り向上のため、例えば「綿85%にレーヨン15%」など、綿と混合して用いられるのが一般的です。
ポリウレタン
ポリウレタンは、天然ゴムの代用品として開発された合成繊維です。伸縮性に長けているため、綿やポリエステルなどに数%を加えると、ストレッチのきいた着心地のよいTシャツに仕上がります。
ポリウレタンの配合率はニーズによって異なりますが、体にぴったりフィットするデザインのものほどポリウレタンの割合も高くなる傾向にあるでしょう。
オリジナルTシャツの主なプリント方法
オリジナルTシャツにデザインやロゴをプリントする方法は複数あります。ここでは代表的なプリント方法をご紹介します。
シルクスクリーン印刷(シルクプリント)
シルクスクリーン印刷とは、木製や金属製の枠にスクリーンメッシュ生地を貼り付けた版の上にインクを乗せ、ヘラで伸ばして色を移すプリント方法です。
洗濯に強く、さまざまな素材との相性がよいことから、オリジナルTシャツを作るうえでスタンダードなプリント方法として知られています。ラメや発泡といった特殊プリントにも対応しているため、こだわりのTシャツを作りたい方におすすめです。
ダイレクトインクジェット
版を作らず、生地に直接プリントする方法です。色数の制限がないため、細かい柄も再現しやすいところが特徴です。
グラデーションや写真プリントにも対応していますが、綿(ポリ混紡含む)以外の素材とあまり相性がよくないため、Tシャツの素材によってはプリント不可になる場合もあります。
DTF転写
DTF転写とは「Direct To Film」転写の略称で、直近注目されている新しいプリント技術のひとつです。インクジェットで出力した転写シートに糊付けし、生地に熱圧着させることで、Tシャツにプリントする仕組みになっています。
ダイレクトインクジェットと同じく、色数に制限がなく、細かなデザインも再現することが可能なうえ、ポリエステルやナイロンなどの素材にも対応しているところが特徴です。
カラーレーザー転写
糊付きの転写シートをカラー出力して、生地に熱圧着させることでプリントする方法です。
さまざまな素材に対応しているうえ、グラデーションや写真などのデザイン加工も可能なことから、こだわりのオリジナルTシャツを作成できます。
版が不要なので小ロット発注にも向いていますが、ラバーシートのカス取りやリタックシート作業が必要な場合はコストが割高になるので要注意です。
カッティング転写
糊付きのシートを任意の形にカットし、熱圧着するプリント方法です。単色のほか、再帰反射や蓄光などのシートを使用できるため、背番号や個人名などの印刷に適しています。
昇華転写
昇華型インクを使って転写紙にデザインを印刷し、熱圧着させてプリントする方法です。生地そのものにインクを浸透させるため、より自然な仕上がりになります。発色も良好ですが、Tシャツの場合、ポリエステルかつ白色の素材にしか対応していないところがネックです。
オリジナルTシャツのおすすめの形状
ここからはオリジナルTシャツを作る際におすすめの形状と、それぞれの特徴をご紹介します。
クルーネック
首元が丸く曲線を描いているタイプです。Tシャツの定番スタイルで、カジュアルながら柔らかい雰囲気を与えます。
1枚で着用するのはもちろん、同じクルーネックのスウェットやニットを重ね着して、わざと首元から生地を覗かせれば、切り替え効果でメリハリのあるファッションになります。
Vネック
首元がアルファベットのVの形になっているタイプです。クルーネックに比べると首元を開けるため、夏は涼しく感じます。オーバーサイズ気味にすると、V字が深くなりすぎてだらしない印象を与えてしまうため、VネックTシャツを作るときはジャストサイズを選ぶのがポイントです。
フィットネスシャツ
体にぴったりフィットする形状のTシャツです。ポリエステルに伸縮性のあるポリウレタンを混紡させたものが一般的で、激しいスポーツや運動をしても動きの邪魔になりません。
子供のオリジナルTシャツを作るときの注意点
子供のオリジナルTシャツを作るときは、子供の成長スピードに応じたサイズ選びとデザインの著作権に注意が必要です。長期間、子供にオリジナルTシャツを着てもらうのであれば、少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。また、著作権を侵害しないために既存のキャラクターやロゴなどの使用は避けましょう。
少し大きめのサイズを選ぶ
子供の年齢にもよりますが、子供向けのオリジナルTシャツは、作ったときはジャストサイズでもしばらく経つとサイズが合わなくなってしまう可能性があります。そのため、子供用にオリジナルTシャツを作るのであれば、少し大きめのサイズを選ぶようにしましょう。
文部科学省が発表した『令和2年度学校保健統計調査』によれば、小学生の男子・女子の年齢別平均身長は次のとおりです。(※)
年齢 | 男子平均身長(cm) | 女子平均身長(cm) |
6歳 | 117.5 | 116.7 |
7歳 | 123.5 | 122.6 |
8歳 | 129.1 | 128.5 |
9歳 | 134.5 | 134.8 |
10歳 | 140.1 | 141.5 |
11歳 | 146.6 | 148.0 |
男女ともに年齢が1歳あがるにつれ、約6cmも平均身長が伸びています。特に男女ともに10歳から11歳の1年で6.5?も平均身長が伸びています。このように子供の成長は早いため、オリジナルTシャツは余裕を持ったサイズ選びが大切です。
※出典:
文部科学省.「令和2年度学校保健統計調査の公表について」,(入日付:2023-1-16)著作権に注意する
子供向けのオリジナルTシャツを作るときは、子供の成長スピードだけではなく、著作権にも注意を払いましょう。子供のなかにはキャラクター物が好きな子もいます。そのため、「せっかく子供向けに作るなら」と子供が好きなキャラクターをTシャツにあしらいたくなるかもしれません。しかし、既にあるキャラクターのイラストやロゴを使用してしまう、パロディと分かるようなデザインにしてしまうのは著作権違反にあたります。
オリジナルTシャツを作るにあたって子供の意見を聞くのであれば、Tシャツ制作を依頼する業者が用意しているテンプレート集から好みを教えてもらいましょう。
子供のオリジナルTシャツ作成はエドバンにおまかせ!
近年は印刷技術の進歩により、子供向けのオリジナルTシャツを1枚から簡単に作ることが可能になりました。カラーバリエーションやプリント方法も多種多彩で、組み合わせ次第で世界にひとつだけの個性豊かなTシャツを作成できます。
Tシャツの素材や形状、色、プリント方法については印刷業者によって異なるため、自分のニーズや目的に合わせて検討するのがおすすめです。
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