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プリントTシャツってどうやって洗濯すればいいの? よくある失敗例や正しい洗濯方法、干し方を紹介
カジュアルファッションの定番アイテムとして知られるプリントTシャツ。Tシャツ一枚でも様になることから人気のアイテムですが「洗濯すると色落ちするのでは?」「プリント部分がひび割れそう」など、お手入れの仕方に悩みや不安を感じている方もいるでしょう。
そこで本記事では、プリントTシャツを長持ちさせる正しい洗濯方法について詳しく解説します。よくある失敗例や日頃の取り扱い方法についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
知らずにやっているかも? プリントTシャツの洗濯でよくある失敗例

プリントTシャツはデリケートな衣類なため、無地のTシャツと同じ感覚で洗濯すると思わぬ失敗をする可能性があります。ここではプリントTシャツの洗濯でよくある失敗例を4つ紹介します。
洗濯ネットを使わずに洗う
洗濯ネットを使用せずに洗濯すると、他の洗濯物との間に生じる摩擦により、プリント部分が剥がれたり、ひび割れたりすることがあります。
乾燥機を使用する
プリントTシャツは、プリントの方法によってシルクプリントやインクジェットプリントなど複数の種類がありますが、どのタイプにも共通しているのが耐熱性の低さです。
高温を加えるとプリント部分に剥がれやひび割れが起こる可能性がある他、色が落ちたり、他の洗濯物に色移りしたりする原因となります。乾燥機は熱によって衣類を乾かす仕組みになっているため、乾燥機で仕上げるとプリントTシャツが傷むリスクがあるため要注意です。
漂白剤を使 用する
漂白剤は頑固な汚れをきれいに落とすのに役立ちますが、漂白力が高い分、汚れだけでなくTシャツの色やプリント部分の色まで抜けてしまう要因です。
特に、塩素系漂白剤は色落ちや脱色の原因となるため使用は控えましょう。
裏返さずに洗濯する
プリント部分を表にしたまま洗濯すると、他の洗濯物との間に生じる摩擦の影響をダイレクトに受けるため、剥がれやひび割れが起こりやすくなります。
プリントTシャツを洗濯する前に確認すべきこと
プリントTシャツの洗濯で失敗しないためには、事前にいくつか確認しておくべきことがあります。確認を怠るとプリントTシャツにダメージが残ったり、短期間でだめになってしまったりする原因になるため注意しましょう。ここでは、プリントTシャツを洗濯する前の準備について説明します。
洗濯表示の確認
プリントTシャツに限らず、初めて洗濯する衣類は洗濯表示をきちんと確認するのが大切です。洗濯表示には、家庭での洗い方や漂白・タンブル乾燥・アイロン仕上げの可不可、クリーニング店での洗い方などを説明する記号が掲載されています。
洗濯表示通りの方法で洗濯しなければ、プリントTシャツの縮みや剥がれ、色落ちなどさまざまなトラブルが発生する原因となるため、洗濯表示の内容を確認しましょう。
なお、国内と海外では洗濯表示が異なります。海外製のプリントTシャツを購入した場合はその国の洗濯表示が何を意味するのか調べておきましょう。
色落ちしないかテストする
プリントTシャツを洗う際は、事前に色落ちしないかどうかテストを行いましょう。やり方は簡単で、洗剤を溶かしたぬるま湯に、Tシャツの目立たない部分(袖の裏など)を漬けて様子を見るだけです。
数分放置しても色が落ちない場合は、その洗剤を使って洗濯してもOK。逆に色が抜けたり、薄くなったりした場合はそのまま洗濯するのは控えましょう。特に色の濃いものや、綿・麻・シルクなどの天然素材を用いたものは色落ちしやすいため、念入りなチェックをおすすめします。
プリントTシャツを長持ちさせるための正しい洗濯方法

お気に入りのプリントTシャツを、できるだけ長持ちさせるための適切な洗濯方法とポイントを説明します。
Tシャツを裏返して洗濯ネットに入れる
プリント部分が内側になるよう、プリントTシャツを裏返してから軽く畳み、洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットは商品によってサイズや形状に違いがありますが、プリントTシャツを洗う際は平面型で、Tシャツを畳んだときのサイズに合う大きさのものを選びましょう。小さ過ぎるものを選ぶとしわが寄りやすくなり、大き過ぎると中でTシャツが動いて摩擦が生じる原因となります。
またTシャツはあまり小さく畳まないようにしましょう。小さく畳み過ぎると、重なった部分に水流が届かず、汚れ落ちが悪くなるため要注意です。
おしゃれ着 用洗剤を使う
プリントTシャツを洗濯するときは、おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使用するのがおすすめです。酸性やアルカリ性の洗剤は、それぞれアルカリ性の汚れや酸性の汚れを落とすのに効果的ですが、刺激が強く、デリケートなプリントTシャツにダメージを与える原因になります。酸性・アルカリ性のどちらでもない中性洗剤を使用すれば、衣類への負担が軽減され、繰り返し洗濯したときのダメージの蓄積も抑えられるでしょう。
汚れや染みは事前に処理する
中性洗剤だけで落とせない頑固な汚れや染みが付いている場合は、洗濯前に処理を行いましょう。汚れや染みの部分をぬるま湯に溶かした酸素系漂白剤にしばらく漬けてから、改めて洗濯すると頑固な汚れを落としやすくなります。なお、漂白剤は塩素系ではなく、酸素系を使いましょう。酸素系漂白剤なら色落ちや色移りのリスクが少なく、プリントTシャツにも使用できます。
手洗いコースで洗濯する
プリントTシャツは摩擦に弱いため、強い水流で洗うとダメージを負う可能性があります。そのため、洗濯コースは手洗いコースやソフトコースなど、弱水流で洗うタイプを選びましょう。
おすすめは手洗い
家庭用洗濯機は回転の力が強いため、たとえ手洗いコースで洗っても衣類にやや負担がかかってしまいます。プリントTシャツをなるべく長持ちさせたいのなら、面倒でも手洗いするのがおすすめです。
具体的なやり方としては、洗面器などに張ったぬるま湯におしゃれ着用洗剤を適量溶かし、手のひらで優しく上から押すか(押し洗い)、衣類をつかんで優しく左右に振る(振り洗い)方法で洗濯します。頑固な汚れが付いている場合は、事前に下処理を済ませた後、指の腹で軽く汚れた部分をもみ洗いします。
プリントTシャツは毎回洗わない方が良い?
プリントTシャツは洗濯のたびに少しずつダメージを負うため「洗濯の回数はなるべく抑えた方が良いのでは?」と思う方も多いでしょう。
確かに洗濯はTシャツに少なからず負荷をかけますが、Tシャツは直接肌に触れる部分が多いため、汗や皮脂が付きやすい傾向にあります。汗や皮脂汚れが付着したまま放置すると、黄ばみや黒ずみが発生し、かえってTシャツをだめにする原因になるため、Tシャツは基本的に着用ごとに毎回洗った方が良いでしょう。
自然乾燥 がベスト! プリントTシャツの正しい乾かし方
失敗例でも説明した通り、プリントTシャツは熱に弱いため、乾燥機の使用はNGです。生地の傷みをなるべく防ぐには、洗濯後、風通しの良い場所で陰干しし、自然乾燥させましょう。なお、直射日光に当てると色あせの原因になるため、干す場所に日が当たらないかどうか事前にチェックしておくことをおすすめします。
またプリントTシャツは裏返して洗濯しますが、紫外線対策のため、干すときも裏返しのままにしておきます。
しわや伸びを防ぐ方法
プリントTシャツは高温でアイロンをかけると生地が傷みやすいため、干す段階である程度しわを伸ばしておく必要があります。洗濯機から取り出したTシャツをテーブルの上などに平置きし、手でアイロンをかけるようなイメージでしわを伸ばしていきましょう。
しわを伸ばしたら、ハンガーを裾の部分から通し、物干し竿にかけます。襟元から入れると襟周りの生地が伸びる原因となるため、裾からハンガーを差し込むのがポイントです。仕上げにアイロンをかける場合は、プリントされている部分は避け、低温モードで丁寧に作業しましょう。
プリントTシャツを着用する際の注意点

プリントTシャツの品質を長持ちさせるには、洗濯方法だけでなく、日頃の取り扱いにも注意する必要があります。ここでは日常生活で気を付けたいプリントTシャツの扱い方を3つ紹介します。
プリント部分に折り目が付かないようにする
Tシャツを畳む際、プリントがある部分を折ってしまうと折り目が付き、プリント部分の耐久性が落ちてしまう可能性があります。そのままの状態で洗濯すると、本来よりも早くプリントの剥がれや色落ちが発生することがあるため、プリントTシャツを収納する際はなるべくプリントに折り目が付かないよう配慮しましょう。前面や背面に大きくプリントが入っている場合は、畳んで収納せず、ハンガーなどで吊って保管するのがおすすめです。
紫外線に注意する
プリントTシャツに長期間紫外線を当てると、ひび割れや退色が起こりやすくなります。外出する際は日傘を使用する、保管する際は直射日光が当たる場所を避けるなど、日常生活でなるべく紫外線を当てないような工夫をしましょう。
着脱時の摩擦 に気を付ける
Tシャツを着たり脱いだりする際、プリント部分に余計な摩擦が生じると、生地の劣化が進む原因となります。プリントTシャツを着脱する際は、プリント部分がこすれないよう、生地を持つ場所や脱ぎ方に注意しましょう。
お気に入りのプリントTシャツはお手入れ方法に注意しよう
プリントTシャツは一般的な無地のTシャツに比べるとデリケートな衣類なため、洗濯方法を誤るとプリント部分の剥がれや色落ちが起こる可能性があります。事前にTシャツの洗濯表示を確認し、適切な洗い方・干し方でお手入れするのが大切です。プリントTシャツは扱いが難しいと思われがちですが、正しいケア方法を知っていればお気に入りの一枚を長持ちさせられるため、ぜひ日常のおしゃれに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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